元Jリーガーで蔚山現代を率いるホン・ミョンボ監督が称賛

　日本代表経験者のMF天野純は、今年1月にJ1横浜F・マリノスから期限付き移籍で韓国1部の蔚山現代へ加入。リーグ首位を走るチームの原動力となっており、元Jリーガーのホン・ミョンボ監督も31歳のレフティーを称賛している。韓国のスポーツ・芸能専門サイト「スポータルコリア」が伝えた。

　2019年夏にベルギー2部スポルティング・ロケレンへ期限付き移籍し、その後、古巣の横浜FMへ復帰した天野。今年1月に蔚山現代へ期限付き移籍すると、22試合に出場して8ゴール1アシストを記録するなど、リーグ首位に立つチームの原動力となっている。

　かつてJリーグのベルマーレ平塚（現湘南）や柏レイソルでプレーし、韓国代表も率いた経験を持つホン・ミョンボ監督は、天野が異国の地・韓国で好成績を残せている要因について見解を述べている。

「日本には天野のような技術が高く、サッカーセンスを備えた選手が多いが、そのなかでも天野は一回りクオリティーが優れている。ただ、いくらクオリティーが高いと言っても、海外に進出すれば適応力が求められる。そのなかで、蔚山というチームはプラスに働いた。私は日本語ができ、コーチにも日本人（池田誠剛氏）がいる。ホームのような快適さを提供できているのが、好調の要因だろう」

　天野にとっては、日本をよく知る監督、スタッフの元でプレーできていることが持っている力を発揮するサポートになっているようだ。