プレミアの今夏移籍金総額は史上最高1570億円! 2位セリエAの2倍に達する空前の“バブル景気”に

リーグアンを上回った英チャンピオンシップ

 その他の有力クラブも大きく動いた。目立ったのはジョゼップ・グアルディオラ監督を招聘したマンチェスター・シティで、イングランド代表DFジョン・ストーンズに4750万ポンド(約64億円)、ドイツ代表MFレロイ・サネに3700万ポンド(約50億円)を投じるなど、指揮官の望むタレントを確保した。昨季2位のアーセナルもスイス代表MFグラニト・ジャカとドイツ代表DFシュコドラン・ムスタフィの2人に、それぞれ3500万ポンド(約47億円)という高額の移籍金を費やしている。

 「BBC」はこの夏の移籍市場について、「消費が驚異的なレベルに到達した」と驚きを持って伝えている。リーグ別に見ると、補強額の合計2位はセリエAで5億9000万ポンド(約797億円)。これでもプレミアの約半分と、いかに飛び抜けた存在であるかを物語っている。3位がブンデスリーガの4億6000万ポンド(約620億円)、4位リーガ・エスパニョーラの4億ポンド(約540億円)と続いた。そして驚くべきことに2部相当のカテゴリーにもかかわらず、英チャンピオンシップが2億1500万ポンド(約290億円)で5位。仏リーグアンが1億6500万ポンド(約223億円)で6位となった。

 イングランドサッカー界のバブルはとどまるところを知らずに、膨らみ続けているようだ。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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