移籍市場最終日にロシアクラブの「仁義なき罠」 “被害者”ベルギー代表MFのユーベ行きが破談に

ヴィツェルはメディカルチェックも済ませていたが、ゼニト側が要求額を釣り上げ

 イタリア王者ユベントスへの移籍がほぼ合意に達しながら、“ロシアの罠”に掛かって破談に終わったベルギー代表MFアクセル・ヴィツェル(ゼニト)が、自身のツイッターを更新し、声明を出している。

 アフロヘアで有名なヴィツェルは、一度ユベントス移籍に合意に達し、ゼニトとも移籍金1800万ユーロ(約21億円)に加え、200万ユーロ(約2億3000万円)の成果ボーナスを付ける形で基本合意していたという。

 ヴィツェル本人は、移籍市場最終日となった8月31日午後にトリノ入りし、メディカルチェックを済ませていた。ところが、移籍市場のタイムリミットである現地時間23時が迫るなか、急遽、ゼニト側が要求額を釣り上げたとされる。ユベントス側は粘り強く交渉したものの、仁義なき値上げに打って出たロシアクラブを説得できず、最後は破談に終わったという。

 1年前からビッグクラブへの移籍が取りざたされていたヴィツェルだが、高額な移籍金がネックとなり、移籍はなかなか実現しなかった。本人はユベントス移籍へ前向きで、英紙「デイリー・メール」はエバートンとチェルシーからのオファーを断っていたとレポートしている。最終的には、すべての商談が成立しなかった。

 

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