ムスタフィがアーセナル移籍を決断した理由 「アシスト王の助言」と「ベンゲル流への共感」

「アーセナルのことはずっと愛していた」

「彼は僕の知りたいことを全て話してくれた。全部ポジティブだったので、すぐに決断できた。時間はかからなかった」

 エジルの昨季リーグ戦19アシストはプレミアのみならず、主要リーグ最多だった。ブレーメン、レアル・マドリード、アーセナルの3クラブでブンデス、リーガ、プレミアのリーグアシスト王に輝いたこともある司令塔は、ピッチ外でもアーセナルの補強をアシストしたことになる。

 ムスタフィ自身も、アーセナルには好印象を抱いていたようだ。

「自分もアーセナルのことはずっと愛していた。彼らのサッカーは、典型的なイングランドサッカーじゃないからね。スペインサッカーやドイツ代表のようなサッカーだ。ボールは常にピッチにある。だから、簡単に決断できたよ」

 プレミアでは珍しい流麗なパスワークで試合を支配するアーセン・ベンゲル監督の戦術は、2014年ワールドカップ(W杯)王者であるドイツ代表やスペインクラブのスタイルに近いものがあるという。

 ドイツ代表キャップ数は12試合ながら、14年W杯と16年欧州選手権の舞台を経験した実力者は、フランス代表DFローラン・コシエルニーと欧州でも屈指のセンターバックコンビとなるだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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