ソシエダ、久保建英の事実上の加入決定を報告 現地到着に日本語発信「ようこそ」「どれほどこの日が待ち遠しかったか!」
現地時間19日にも公式発表の見通し、2027年までの5年契約へ
日本代表MF久保建英のスペイン1部レアル・ソシエダ移籍がついに実現する。クラブ公式ツイッターが現地時間7月18日に「ようこそ」と久保の到着を伝え、事実上の加入決定を伝えた。現地メディアによれば現地時間19日にも公式発表の見通しで、2027年までの5年契約を結ぶとされている。
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久保について、当初からレアル・マドリードは完全移籍での放出を望まず、これまでの3シーズンと同様にレンタルでの放出しか認めない構えだったのに対し、レアル・ソシエダが完全移籍を熱望して交渉は難航していた。
しかし、スペイン紙「AS」によれば、最終的にはレアル・マドリードがレアル・ソシエダからのオファーを受け入れ、保有権の50%を売却する形での完全移籍で合意。レアル・マドリードは5年間、1000万ユーロ(約14億円)での買い戻し可能なオプションを保有することになる。また、レアル・ソシエダは保有権の50%獲得のために500万から600万ユーロ(約7億〜8億4000万円)を支払うという。
同紙はレアル・ソシエダの久保獲得について「彼との契約を試みたのは3度目」だとし、「以前から取り組んでいた作戦で、サン・セバスティアンのクラブにとって長年の願いだった」とレポート。3度目の正直で悲願のターゲットを加えることに成功した。その思いの強さは、クラブの公式ツイッターが日本語で「どれほどこの日が待ち遠しかったか!」と投稿するほどだ。
“ラ・レアル”の愛称を持つ同クラブにとって、久保はU-21フランス代表FWモハメド=アリ・チョー、スペイン代表MFブライス・メンデスに続く今夏3人目の新加入選手となる。今季はUEFAヨーロッパリーグ(EL)にも出場するだけに積極的な補強を展開しているなか、大きな期待を背負う久保はどのようなプレーを見せられるだろうか。