リーガ3連覇に弱点補強か! MSNの控え候補のバレンシアのスペイン代表FWがバルサに移籍志願

アルカセル「バレンシアを去りたい」

 バルセロナの今夏移籍市場最大の懸念だった「MSNトリオ」のバックアッパー獲得がいよいよ近づいてきた。バレンシアの元スペイン代表FWフランシスコ・アルカセルが「バレンシアを去りたい」とクラブ幹部に志願したとバレンシア地元紙「スーペルデポルテ」などが報じている。

 バルサは今夏の移籍市場でフランス代表DFサムエル・ウムティティ、ポルトガル代表MFアンドレ・ゴメス、元U-21スペイン代表MFデニス・スアレスら各ポジションに20代前半の実力者を獲得。緩やかに世代交代を推し進めようとしているが、ただ看板3トップ「MSN」のバックアッパー問題は解決していない。ブラジル代表FWネイマールがリオ五輪招集による不在時はトルコ代表MFアルダ・トゥランを左ウイングで起用し、トゥランが活躍しているが、FWの補強はクラブの急務となっていた。

 スペイン二冠王者は一昨季、昨季と2年連続でバレンシアで二桁得点をマークしたアルカセルに目をつけた。リーガでの実績を順調に積み重ねて、なおかつ22歳という若さもあってバルサは移籍ターゲットに絞った。

 バレンシアのオーナーを務めるシンガポール人投資家のピーター・リン氏は、バルサへの移籍を容認。チームの財政面に好影響を及ぼすとしており、女性社長のチャン・レイホー氏とガルシア・ピターチSDも移籍に傾いている。ただ一方でパコ・アジェスタラン監督は得点源のアルカセル離脱について猛反対するなど、クラブの中で意見が相違していた。

 

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