フォルランが高騰し続ける移籍金に苦言 「ポグバ獲得に140億円が必要なら…」

“ワンクラブ・マン”だったスコールズ氏を引き合いに現状を憂う

 かつてマンチェスター・ユナイテッドでプレーし、Jリーグのセレッソ大阪でもプレーした元ウルグアイ代表FWディエゴ・フォルランが、高騰する移籍金に対してフランス代表MFポール・ポグバとユナイテッド時代のチームメートであるポール・スコールズ氏の名を挙げて苦言を呈している。UAEの英語メディア「ザ・ナショナル」のコラムに記している。

「もしポール・ポグバの獲得に1億2000万ユーロ(約140億円)が必要だというなら、ポール・スコールズを獲得するのにはどれだけの金額が必要なのだろうか。彼は、私が一緒にプレーしたMFの中で最高の選手だった。ポグバは良いプレーヤーだ。私も彼のことは好きだ。彼はこの世代で最高のMFになるポテンシャルがある。しかし、スコールズにどれだけの金額的な価値があるかの議論をされたことはあっただろうか」

 スコールズ氏は、引退してからの現役復帰に半年間のブランクこそあったが、約20年間をユナイテッド一筋でプレーした“ワンクラブ・マン”だ。マンチェスター近郊で生まれ育ち、下部組織からユナイテッドのみでプレーしてキャリアを終えた。移籍に関する噂が上がることはほとんどなく、実際に移籍したらどれほどの移籍金がかかったのかは未知数だ。フォルランは、こうして多額の金銭で選手を取引するサッカー界の現状を憂いている。

 

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