バッカの移籍交渉が進まないミラン 資金獲得のため“生え抜きの星”売却に方針変更か

ローマやバイエルンが獲得に興味か

 バッカ以外にワールドクラスのスターがいないミランだが、サイドバックだけは欧州屈指の充実ぶりを誇っている。右サイドのイニャツィオ・アバーテ、左サイドのルカ・アントネッリはいずれもハイレベルなスペシャリスト。若手の成長株ダビデ・カラブリアも控えている。昨季はベンチを温める機会も多かったデシリオだが、経営難からゼロ円移籍での補強を連発するミランにとっては“商品価値”の高い貴重な存在となっており、ローマやバイエルン・ミュンヘンが獲得に興味を示しているという。

 もっとも近年のミランは、昨季の冬の移籍市場でローマに放出したイタリア代表FWステファン・エルシャラウィが輝きを放ったように、ミランを巣立ったタレントが新天地で活躍する悲しいジンクスも囁かれている。果たしてミランは、バッカを残し、デシリオを放出することになるのだろうか。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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