【ACL帯同記2022】ベトナム入り後に“緊急事態”!? スコールで道路冠水、トレーニング時間変更…横浜FMスタッフの“ドタバタ劇”

スコールの中でのトレーニングと予想を超えていたスコール【写真提供:横浜F・マリノス】
スコールの中でのトレーニングと予想を超えていたスコール【写真提供:横浜F・マリノス】

スコールと移動距離との闘い

 到着翌日から本格的な練習が始まる予定でしたが、2つの緊急事態が発生しました。1つ目はベトナム特有(?)のスコールです。今回の連戦はナイターゲームが続くので、試合時間に比較的近い夕方に練習時間を設定していましたが、練習初日、2日目と雷鳴を伴うスコールが発生しました。

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 日本では体感したことのないような雨量ですぐに練習場の芝は水溜まりができて、ボールを扱うことが難しい状況となってしまいました。スコールについては事前情報として把握していましたが、想定以上の激しさで海外遠征の難しさを痛感しました……。

 そして2つ目は、練習場までの移動距離です。出発前の主催者側とのオンラインMTG(ミーティング)ではホテルから片道約45分と聞いていましたが、初日の練習では往路で1時間、そしてスコールの影響で道路が冠水状態となった復路は、1時間50分かかりました。

 ちなみに同時に出た車両が30分ほど早くホテルに着いているので、復路についてはドライバーが道を間違ってしまったのではないかと疑っています(笑)。いずれにしても、この長時間の移動はベトナムの交通状況・天候状況を考えても継続的に発生する可能性が高かったので、とても大きな課題となりました。

 この状況を危惧した2日目の練習中には、大雨の中で監督を交えて緊急のミーティングを行い、翌日以降の練習時間と練習場の変更について話し合いました。青空ミーティングならぬ、スコールミーティングです(笑)。結果として、ホテルから距離の近い練習場と、雨が降りにくいとされる午前中の練習時間を確保しました。

 練習関係の変更は簡単なものではなく、参加クラブ間での調整やベトナムサッカー協会、施設管理者との調整も伴うので時間との戦いでしたが、状況を理解してくれて希望に応えてくれた関係各所の方々に感謝しています。

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