ミランの“ゼロ円補強”戦略が完全復活!? アルベロアに続きユーベ退団DFの獲得に動く

財政難の名門が、今オフ2人目の契約満了選手を狙う

 中国企業への身売り交渉が停滞しているACミランが、その苦しい台所事情を反映するかのように、またも“ゼロ円補強”に打って出ようとしている。イタリアのサッカー情報サイト「カルチョメルカート・コム」は、ミランが昨季限りで王者ユベントスから退団したウルグアイ代表DFマルティン・カセレスとの契約に動いていると報じている。

 獲得を望むミランは、カセレスの代理人を務めている元ウルグアイ代表FWダニエル・フォンセカ氏にコンタクトを取り、2年契約を提示しているという。現在フリーのカセレスだけに移籍金はかからないため、実現すれば昨季限りでレアル・マドリードを退団したDFアルバロ・アルベロアに続く今オフ2人目の“ゼロ円補強”となる。

 カセレスは2度にわたるレンタル移籍を経て、2012年夏にユベントスへ完全移籍。今季からチェルシーで指揮を執るアントニオ・コンテ監督と、現在のマッシミリアーノ・アッレグリ監督の2代にわたってセンターバックと右サイドバックをこなす貴重な駒となった。

 しかし昨季、愛車のフェラーリで交通事故を起こしてしまった。イタリア最大手の自動車メーカー「FIAT」をスポンサーに持つユベントスは、伝統的に自動車の事故には厳しい対応を取るだけに、契約延長は見送られて退団の憂き目にあっていた。

 

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