ハメス残留宣言で飽和状態のレアルMF陣 3枠を9人が争う状況に地元紙「処分が必要」

ポグバやゴメスが加入しなくても“豪華すぎる”ミドルゾーン

 コロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが残留を宣言したことで、レアル・マドリードは昨シーズンのメンバーが多く残ることになった。しかしチームを率いるジネディーヌ・ジダン監督にとっては中盤が飽和状態になりつつあり、頭の痛い問題になるとスペイン紙「マルカ」が報じている。

 ジダン監督の就任以降、チームは4-3-3システムを軸に据えた。ブラジル代表MFカゼミーロがアンカーとして急成長を果たしたこともあってラファエル・ベニテス前監督時代よりも攻守のバランスが改善し、昨季は2シーズンぶり11度目のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇を成し遂げた。

 カゼミーロの前に位置するクロアチア代表MFルカ・モドリッチ、ドイツ代表MFトニ・クロースのゲームメイク能力も光り盤石のトライアングルを形成しているが、それが同時にレアルの中盤に“多すぎる”余剰人員を生み出す要因にもなっている。先日ハメスが残留宣言を行ったことによって、中盤の3枠に対して現時点で9人もの選手がチームに在籍する状態となっている。

 ワールドクラスの実力者がベンチ要員となるのはハメスだけではない。元スペイン代表MFイスコは欧州選手権のメンバー入りこそ逃したものの、CL決勝では途中出場でゲームをコントロールするなど、その実力に疑いの余地はない。

 

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