久保建英のレアル復帰は「非常に難しい」 マジョルカ番記者が指摘「今はまだレアルに居場所はない」

ホームでレアルを迎え撃ったマジョルカ。力及ばず、リーガ5連敗と苦戦が続く【写真:高橋智行】
ホームでレアルを迎え撃ったマジョルカ。力及ばず、リーガ5連敗と苦戦が続く【写真:高橋智行】

レアル戦の久保に対して低評価 「マドリーを満足させたいという気持ちで一杯に」

 負ければリーガ5連敗という厳しい状況のなか、指揮官はシステムを前節セルタ戦の5-3-2から4-4-2に変更し、久保を予想外の左サイドハーフで起用した。これは本来の右サイドハーフに配置した場合、リーガ最高峰のウインガー、ヴィニシウスと対峙するため、本来の持ち味を発揮できず守備に追われる時間が長くなるのを避ける狙いがあったと思われる。

 ビジャレアル時代、ウナイ・エメリ監督に何度か左サイドで起用されたものの、ガルシア監督指揮下、同ポジションで試合をスタートするのは初となる。リーガ首位チーム相手に不慣れな状況下で久保は守備に奔走しながらもカウンターのチャンスを伺い、果敢にドリブルを仕掛け、同18分にはペナルティーエリア外から左足でグラウンダーのシュートを放っていく。

 しかし後半に入るとレアルにゲームを完全に支配されてしまう。久保は数少ないチャンスの中からゴール前で待つFWベダト・ムルキにクロスボールを送ろうとするが厳しいマークに遭って精度を欠き、守備に追われたまま、同33分に韓国代表MFイ・ガンインとの交代でピッチを去り、チームも0-3で敗れた。久保の今季のリーガ成績は19試合(先発15試合)、1250分出場、1得点0アシストとなっている。

 あまり見せ場を作れなかった久保に対し、特にマジョルカの現地メディアの評価は軒並み低いものとなった。「ウルティマ・オラ」紙は「何度もトライするも、ほぼ何もできずにプレーが終わった。ここまでのところ決定的な存在にもなれておらず、チームにほとんど何ももたらせていない」と酷評し、最低の0点(最高3点)を付けた。

 同様に「ディアリオ・デ・マジョルカ」紙も「久保はナーバスになり、マドリーを満足させたいという気持ちで一杯になっているように見え、すべての判断が非常に不安定だった」と記し、同じく最低の0点(最高3点)。一方、全国紙の「マルカ」「AS」はともに1点(最高3点)と評価した。

page1 page2 page3

高橋智行

たかはし・ともゆき/茨城県出身。大学卒業後、映像関連の仕事を経て2006年にスペインへ渡り、サッカーに関する記事執筆や翻訳、スポーツ紙通信員など、スペインリーグを中心としたメディアの仕事に携わっている。

今、あなたにオススメ

トレンド

ランキング