問題児ハメスにジダン監督が2年連続のベンチ指令! 「背番号10」のスタメン起用は「困難」「レギュラーとは言えない」

英紙に語る 素行不良の男に迫る2年連続のベンチ危機

 レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督は素行不良などで昨季控えだったコロンビア代表のMFハメス・ロドリゲスについてレギュラーの座を確約せず。起用法について「困難」と最後通告を出したと英紙「デイリー・メール」が報じている。

 今年1月から白い巨人のトップチームを率いているジダン監督は、カーチェイスや夜遊びなど素行不良が続いたハメスに対して厳しい態度で臨んだ。UEFAチャンピオンズリーグ決勝アトレチコ・マドリード戦などのシーズン終盤のビッグマッチではベンチに置き、ブラジル代表MFカゼミーロを重用した。

 警官と時速200キロのカーチェイスの末に練習場に逃げ込み、100万円の罰金を命じられるなどの問題と体重オーバーなどの問題が重なり、レギュラーの座をつかめなかった背番号10にはマンチェスター・ユナイテッドなどの移籍が浮上しているが、現時点ではまだ実現していない。この点について問われたジダン監督は当たり障りのない発言に出ている。

「考えにあるのは、ハメスが他の全員の選手と同じであるということ――レアル・マドリードの選手だということだ」

 フランス人指揮官はチームの一員と語ったが、それ以上の存在ではない。「私は彼がレギュラーだとは言わない。彼は重要な選手だ。今年何が起こるか様子を見なければいけないが、我々には巨大な戦力がある。困難だ」とジダン監督は厳しい現実を語ったという。100億円以上の移籍金で2014年ブラジルワールドカップ後にモナコから獲得した才能のスタメン起用を「困難」と言い切っている。

 

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