「最後の最後にマラガに復讐」 劇的オーバーヘッド弾の岡崎慎司が今節のベスト11選出

マラガ戦で同点ゴールを決めたFW岡崎慎司【写真:Getty Images】
マラガ戦で同点ゴールを決めたFW岡崎慎司【写真:Getty Images】

“因縁”のマラガ相手に後半アディショナルタイムに同点弾

 スペイン2部カルタヘナの元日本代表FW岡崎慎司は、現地時間2月28日に行われたリーグ第29節マラガ戦(1-1)でオーバーヘッドシュートを決め、今季2ゴール目を挙げた。スペイン大手紙では同節のベストイレブンにも選出されている。

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 岡崎にとって、マラガは2019年夏に一度は契約を結び、プレーせずに契約解除となった一戦。1点ビハインドの後半38分からピッチに立つと、アディショナルタイム5分、相手陣内深い位置でスローインを得たカルタヘナは、ゴール前にロングスローを入れる。GKも攻撃参加した最後の攻撃のなかで、スペイン人DFパブロ・バスケスがヘッドで流したボールに反応したのが岡崎だった。

 自身の後方の浮き球に対し、ゴールを背にしたまま体を投げ出して右足でオーバーヘッドキック。しっかりとボールを捉えると、次の瞬間、ボールはゴールネットに突き刺さった。マラガの選手たちが頭を抱え、崩れ落ちるなか、岡崎は歓喜の疾走を見せてチームメイトたちとゴールを喜んだ。

 スペイン紙「マルカ」は、「オカザキが最後の最後にオーバーヘッドでマラガに復讐」との見出しでレポートした。また、スペイン紙「AS」は個別評価(3~0点)で「2点」をつけ、第29節のベストイレブンでサラゴサFWイバン・アソン、アルメリアFWウマル・サディク、バジャドリードFWセルヒオ・レオンとともにストライカーで選出。「ゴールは期待されていた(カルタヘナで4か月得点なし)が、それは最高の瞬間に可能な限りベストの方法でやって来た。試合最終盤でのオーバーヘッドで、カルタヘナへ1ポイントをもたらした。日本人選手は再び微笑んだ」と理由を説明している。

 このゴラッソをきっかけに、さらにギアを上げていきたいところだ。

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