「超新星の幻想的なゴール」 レアル中井卓大の“圧巻コントロール弾”へ海外メディア注目

レアルの下部組織に所属するMF中井卓大【写真:松岡健三郎】
レアルの下部組織に所属するMF中井卓大【写真:松岡健三郎】

フベニールA・アルコルコン戦で決めた“コントロールショット”へ韓国メディア注目

 スペインの名門レアル・マドリードの下部組織フベニールA(U-19相当)に所属する18歳のMF中井卓大は、2月13日に行われたリーグ第20節アルコルコン戦(2-0)で今シーズンの初ゴールをマーク。左45度から放たれたコントロールショット弾へ反響が寄せられているなか、韓国メディアも熱視線を送っている。

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“ピピ”の愛称で知られる中井はレアルの下部組織に9歳から加入。インファンティールA(U-14相当)、カデーテB(U-15相当)、カデーテA(U-16相当)、フベニールC(U-17相当)と順調に階段を上り、昨季はフベニールB(U-18相当)、そして今季はフベニールA(U-19相当)に昇格した。

 アルコルコン戦の後半22分から途中出場した中井は、1-0で迎えた後半44分、ペナルティーエリア内で相手クリアボールを拾うと右足でシュート。左45度から放たれたコントロールシュートは、ワンバウンドして鮮やかにゴール右隅に吸い込まれた。

 レアルアカデミーの情報を発信している「Real Madrid Fabrica」公式ツイッターは、このゴールシーンの動画を公開。ファンからは「技ありゴール」「ゴラッソ」といった反応が寄せられたなか、韓国のスポーツ・芸能専門サイト「スターニュース」も「レアルの日本人MF超新星、『SONゾーン』の幻想的なゴールが炸裂」と見出しを打ち、中井の得点へ注目している。

 記事では「レアル・マドリードユースチームで着実に成長している中井卓大が素晴らしいゴールを決めた。今季初ゴールはいわゆる『ソン・フンミンゾーン』で、右足できれいなシュートを決めたのだ」と言及。韓国のエースFWソン・フンミン(トッテナム)が得意とするペナルティーエリア内斜めからの得点だったことを紹介している。

 中井は、卓越したテクニックと戦術眼を持つ逸材タレントとしてスペインでも注目されており、レアルのトップチームのトレーニングにも度々招集。ユースチームでここまで順当にステップアップを遂げてきたなかで、今後もさらなる飛躍を果たせるかに注目が集まる。

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