レアルが久保へ「祝福の電話」 ”圧巻”20mFKゴール後の動向へ現地注目「日本人を非常に注視」
スペイン国王杯・エスパニョール戦で鮮やかな先制FK弾、2-1勝利とベスト8進出へ貢献
スペイン1部マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間1月15日に行われたスペイン国王杯(コパ・デル・レイ)4回戦のエスパニョール戦でスタメン出場し、前半に華麗な直接フリーキック(FK)を沈め、チームの2-1勝利とベスト8進出へ貢献した。久保の保有元であるレアル・マドリードの専門メディアは、「マドリードが久保に電話で祝福した」と、試合後の動向へ注目している。
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久保は、8日のリーガ・エスパニョーラ第20節でレバンテ戦(0-2)に続き、公式戦2試合連続でスタメン出場。4-4-2の右サイドで攻撃の起点となったなか、前半32分にチャンスが到来。ゴール正面やや右サイド約20メートルの距離で直接FKを得ると、左足を一閃した久保のシュートは相手の壁を越え、ゴール右へ鮮やかに突き刺さった。
相手GKディエゴ・ロペスが伸ばした手をすり抜ける鮮やかなFK弾に、スペイン紙「AS」は「今シーズンのブレイクスルーとなった、久保の超絶技の一撃」との見出しで称えるなど話題となっていなか、レアル専門メディア「Defensa Central」は、今季2ゴール目を決めた久保の活躍ぶりを、保有元であるレアルが祝福したと伝えている。
「マドリードが久保建英に電話し、エスパニョールとのカップ戦での素晴らしい試合を祝福した」と見出しが打たれた記事では、久保の現況に触れつつ「膝の怪我を克服し、久保は感覚を取り戻しつつあり、最近の試合ではそのレベルが上がってきている。エスパニョール戦では、彼の価値とサッカー選手としての将来性を示すことができた。レアル・マドリードはこの日本人を非常に注視しており、試合終了後に電話をかけ、彼のゴールとコパ・デル・レイでの素晴らしい試合を祝福することにした」と綴った。
久保は2019年夏にスペインの名門レアルと契約。その後は2年間でマジョルカ、ビジャレアル、ヘタフェと期限付き移籍を繰り返し、昨夏にマジョルカへ再レンタルした。今季は怪我の影響もあり、公式戦13試合2得点の成績にとどまっているが、同メディアは「久保はレンタル移籍中の選手の中で、最も出場時間が多く、しかもその活用の仕方を知っている選手の1人であり続けている。レアル・マドリードは今後も久保のパフォーマンスを『よく見て』おり、今後数か月の久保の成長にも気を配っていくだろう」との見解も綴っていた。