エバートンがベルギー代表“万能MF”を42億円で獲得合意 チェルシーとの争奪戦制す

資金力を手にして野望に燃えるエバートン

 ゼニトとの契約が残り1年となったヴィツェルは、UEFAチャンピオンズリーグ出場クラブへの移籍を希望していたというが、エバートンの野心あふれるオファーを受けて態度を軟化させたという。エバートンは今年2月に実業家のファルハド・モシリ氏がクラブの主要株主となり、プレミア屈指の資金力を持つクラブとなった。クーマン監督は1億ポンド(約137億円)の補強資金を手にしているとも言われ、メガクラブに匹敵する戦力補強も夢ではない。

 欧州選手権ではベスト8で敗退となったが、ベルギーの主力として全5試合に出場し1得点を挙げたヴィツェル。テクニックと運動量を兼備する守備的MFに、初の5大リーグ挑戦の時が近づいている。ゼニトにとっては、中国スーパーリーグの上海上港への移籍が決まった元ブラジル代表FWフッキに続く主力の流出となる。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

 

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