スペイン紙選定「バルサ失敗補強ワースト10」 常勝軍団の“黒歴史”にブラジル人が5選手も…

プティ、リケルメら不発の大物は…

 バルサでは最終ラインでもゲームメーカー級のパス能力を求められるために、ウクライナ代表DFドミトロ・チグリンスキーもその壁に跳ね返された。2500万ユーロ(約30億円)もの大金が動いて加入したものの、在籍は09-10シーズンの1年だけ。翌年には1500万ユーロ(約18億円)でシャフタール・ドネツクへと帰還した。バルサは12億円をドブに捨てた格好だ。

 現在バルサに籍を置く選手でも失敗補強の烙印を押された男がいる。DFダニエウ・アウベスの後継者と期待されたDFドウグラス・ペレイラは14年からチームに所属しているものの、2シーズンでの出場試合数はわずか8にとどまっている。バルサは一昨季に三冠、昨季は国内二冠を果たしたが、ドウグラスはほとんど出場していないため「出番なしのキング」との有難くない異名までもらってしまった。

 同紙の選定では10人中5人がブラジル人選手となった。有名どころではフランス代表MFエマヌエル・プティ氏やアルゼンチンの天才司令塔MFフアン・ロマン・リケルメ氏も本領を発揮できなかったが、この格付けでは選外となっている。クラブは今シーズンも過去の失敗から学び、的確な補強を果たせるのだろうか。

【了】

ゾーンウェブ編集部●文 text by ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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