冨安も逸材揃いの中で堂々の存在感! プレミアリーグの注目サイドバック7人を厳選

プレミアリーグの注目サイドバックを厳選【写真:AP】
プレミアリーグの注目サイドバックを厳選【写真:AP】

リバプールのアレクサンダー・アーノルドはチャンスメイク力で群を抜く

 世界各国から多くのスター選手が集まるイングランド1部プレミアリーグで今季、個性豊かなサイドバックの選手たちが脚光を浴びている。得点やアシストを量産する選手、攻撃の組み立てに欠かせない選手など、ストロングポイントはさまざまだ。最高峰の舞台で印象的な活躍を見せる7人のサイドバック(SB)を紹介する。

■1:トレント・アレクサンダー=アーノルド(リバプール/イングランド代表)

 ゴールにつながるチャンスメイク力で群を抜いているのがリバプールのイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドだ。今季第13節終了時点で7アシストは、同僚のFWモハメド・サラーの8アシストに次ぐリーグ2位の数字。2018-19シーズンに記録したシーズン12アシストは、ディフェンダーとしてプレミアリーグでの年間最多記録としてギネス記録にも認定されている。

 背番号「66」を背負う23歳は、リバプールでセットプレーのキッカーも任されており、第11節のウェストハム戦(2-3)ではFKから鮮やかなゴールも決めている。英メディアや解説者の間ではミッドフィールダーとして起用を推す声も挙がるほどで、SBの域を超えた稀有な存在と言えるだろう。

■2:リース・ジェームズ(チェルシー/イングランド代表)

 UEFAチャンピオンズリーグ(CL)王者のチェルシーで異彩を放つ右SBが大きな飛躍を遂げている。チェルシーアカデミー出身の21歳はウィガンへの期限付き移籍から復帰した2020-21シーズンから右サイドのレギュラーに定着。今季は3-4-3システムの右ウイングバックを主戦場としており、得点に絡むシーンが増え、13節までにチームトップの4得点、4つのアシストも記録している。

 アレクサンダー=アーノルド、カイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ)やキーラン・トリッピアー(アトレティコ・マドリード)など同じポジションにライバルの多いイングランド代表にも定着し始めているジェームズ。持ち味であるクロスに磨きをかければ、代表レギュラー定着も夢ではないだろう。

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