「未来からやってきた」 名手バッジョ、現役時代に驚かされた「唯一無二の存在」とは?

元イタリア代表のファンタジスタ、ロベルト・バッジョ氏【写真:Getty Images】
元イタリア代表のファンタジスタ、ロベルト・バッジョ氏【写真:Getty Images】

スペイン誌のインタビューで怪物ロナウドとメッシに言及

 元イタリア代表のファンタジスタ、ロベルト・バッジョ氏がスペイン誌「レビスタ・リベロ」のロングインタビューに応じている。そのなかでは、現役時代に2トップを組んだこともある元ブラジル代表FWロナウドと、今季からフランスの強豪パリ・サンジェルマン(PSG)に移籍したアルゼンチン代表FWリオネル・メッシについても語られている。

 バッジョはイタリアで“北の3強”と呼ばれる名門、ユベントス、ACミラン、インテルの3クラブでプレーした。そのなかで、インテルでは当時世界最強のFWであり「フェノーメノ(超常現象)」とも称されたロナウドとチームメートだった。互いに負傷も多く期待されたほど多くの試合でともにプレーしたわけではないが、そのロナウドについて「未来からやってきた」と称している。

「マンマ・ミーア!(なんてこった!) ロナウドはとんでもない選手だった。彼は未来からやってきたようだった。彼は時代を先取りした、テクニックとスピードのあるサッカーをしていた。それまで誰もやらなかった、考えつかなかったようなことをやってのけたのを見た。ロナウドは唯一無二の存在だった」

 2002年日韓ワールドカップ(W杯)でブラジルを世界一に導いたストライカーで、サッカー史に残るFWとしても評判のロナウドは、バッジョによる「未来人」だという。一方で、現在のサッカー界で世界最高峰と称されるメッシには、別の言葉を与えている。

「メッシに関して言えば、私たちは火星人の話をしていることになる。とはいえ、私はスペイン語でメッシに話しかけたのだが。他の惑星から来たサッカー選手の話をしているのだから、『どんな宇宙船で来たんだい?』と聞いてみたんだよ」

 バッジョにとってロナウドとメッシはそれぞれ、桁外れのレベルにいる選手という認識のようだ。“未来人”ロナウドと“火星人”メッシに、ファンタジスタのバッジョが絡む攻撃陣というのは、まさに時空を超えてサッカーファンが想像したくなるものだと言えそうだ。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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