セルティックで9戦7発…古橋、海外初参戦の成果に自信 「残せている数字は良いもの」

古橋亨梧はセルティックでの勢いを代表戦でも見せられるだろうか【写真:Getty Images】
古橋亨梧はセルティックでの勢いを代表戦でも見せられるだろうか【写真:Getty Images】

今夏セルティックに移籍して絶好調「信頼も勝ち取ってパスも出てくるようになった」

 9月のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨む日本代表FW古橋亨梧は、今夏のセルティック移籍後に公式戦9試合で7得点と充実の時を過ごしている。新たな得点源として期待がかかるなかで、「日本代表を勝たせるために頑張るだけ」と意気込みを語った。

 日本代表は9月2日にホームでオマーン(大阪・パナソニックスタジアム吹田)、7日に中立地のカタール・ドーハで中国と対戦する。

 古橋は今夏にJ1ヴィッセル神戸を離れ、初の海外挑戦でスコットランドへ渡った。本拠地デビュー戦となったプレミアシップ第2節ダンディー戦(6-0)でハットトリックを決めると、その後もカップ戦でコンスタントにゴールを重ねて信頼を掴んだ。相手チームのサポーターから人種差別行為の標的にされるなどアクシデントもあったが、29日には宿敵レンジャーズとの伝統のダービーマッチに出場し、随所にチャンスを作り出していた。クラブでの勢いそのままに代表へ合流している。

 古橋は好調の要因について「ゴール前で駆け引きできていて、それがゴールにつながって、信頼も勝ち取ってパスも出てくるようになってきていると思う」とコメント。代表では初のFW登録となったことについても「そうやって評価していただいていると思う。目に見える結果を今年は追い続けてきた。まだ満足とは言わないけど、残せている数字は良いものなのかなと思う」と語り、セルティックで芽生えたストライカーとしての自覚を示した。

 今回の代表でFW登録は大迫勇也(神戸)と2人のみで、得点源として大きな期待がかかる。初めて“海外組”として臨む最終予選に向け「合流するまでに時間がかかるとか経験のないことを経験しているけど、ここに来たからには変わらない。日本代表を勝たせるために頑張るだけ」と意気込みを明かしている。

「少ない人数でもスタジアムに足を運んでもらえる。テレビなどで見ていただけるたくさんの方もいる。少しでも勇気や元気を与えられるように一つひとつのプレーを大切にできれば。個人としては地元や神戸が近い。たくさんの人が期待してくれると思う。試合に出たら結果を残したい」

 アジア2次予選では3得点を決めた古橋。本大会出場に向けてより厳しい戦いが待ち受ける最終予選でもゴールを決め、日本に勝利をもたらすことができるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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