「中村俊輔を彷彿とさせる」 セルティックの”古橋旋風”に海外メディア注目

セルティックで活躍を見せるFW古橋亨梧【写真:Getty Images】
セルティックで活躍を見せるFW古橋亨梧【写真:Getty Images】

"英雄"中村俊輔の姿に重ね合わせ、公式戦6戦6発の活躍に伊メディア熱視線

 スコットランドの名門セルティックに今夏移籍した日本代表FW古橋亨梧は、加入後に出場した公式戦6試合で6ゴールと、新天地で眩い輝きを放っている。現地ファンをも虜にする活躍ぶりに、イタリアメディアは「中村俊輔を彷彿とさせる」と、セルティックでアイドル的な地位を確立した”レジェンド”を引き合いに、熱視線を送っている。

 今夏にJリーグのヴィッセル神戸からセルティックへ移籍した古橋は、7月31日に行われたリーグ開幕節ハーツ戦(1-2)の後半34分から途中出場し、新天地デビュー。その5日後に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)予選の第1戦ヤブロネツ戦(4-2)で初ゴールをマークすると、8日に行われた本拠地デビュー戦のリーグ第2節ダンディー・ユナイテッド戦(6-0)では、圧巻のハットトリックを達成。さらに、18日に行われたEL予選プレーオフラウンド第1戦のAZ(オランダ)戦では、1ゴールを含む2得点に絡む活躍で2-0の勝利に貢献した。

 加入後、公式戦6戦6ゴールの活躍を受けて、現地での評価は急上昇。セルティック公式ツイッター日本語版が、本拠地セルティックパーク内外で日本国旗を掲げる現地ファンの姿を捉えた写真を投稿したのをはじめ、試合映像からは日本の国旗や古橋の名前が入ったマフラーを掲げる地元サポーターの姿も確認できるようになるなど、セルティック移籍後の好パフォーマンスでファンの心をしっかりと掴んでいる様子が窺える。

 そんな古橋に、イタリアのサッカー情報サイト「IL POSTICIPO」が注目。セルティックと言えば、かつて元日本代表MF中村俊輔が在籍し、2006-07シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で強豪マンチェスター・ユナイテッド相手に2試合連続で叩き込んだ直接FK弾は、今なお伝説として語り継がれているが、記事では「ファンは彼が中村俊輔のレガシーを引き継ぐことを夢見ている。この若者は、髪型や顔立ち、そして何よりもその国籍が、日本人として初めてチャンピオンズリーグで得点した伝説の選手、中村俊輔を彷彿とさせ、すでにセルティックに旋風を巻き起こしている」と、”日本人レジェンド”を引き合いにその活躍ぶりを伝えている。

 7月末のセルティックデビューから1カ月足らずでゴールを量産する姿に、同メディアから「日本からヨーロッパに渡ってきたばかりの選手が、数試合で6ゴールを決めるなんて、信じられないことだ」と評された古橋。すでにセルティックファンを魅了し始めている26歳の日本代表アタッカーは、”英雄”中村俊輔という偉大な存在へどれほどまで近づけるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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