A組“最難関”のメキシコ戦、攻略のキーマンは? 闘莉王が日本の「必勝スタメン」選出

闘莉王氏が選ぶ東京五輪「メキシコ戦の必勝スタメン」【画像:Football ZONE web】
闘莉王氏が選ぶ東京五輪「メキシコ戦の必勝スタメン」【画像:Football ZONE web】

三笘が差を生まなければメキシコ相手にゴールを奪うのは至難の業

 2列目は久保、堂安律。三好康児の代わりに相馬勇紀を推したいが、コンディションが万全なら三笘薫。日本の攻撃は、この左サイドで差をつけないといけない。三笘が差を生まないと、メキシコ相手にゴールを奪うのは至難の業だろう。

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 南アフリカ戦の久保のゴールのように、サイドチェンジでボールを振って三笘と2列目がエリア近くで勝負する。そしてFWが最後に中で詰める。アクシデントを待つという展開になると思う。

 南アフリカ戦は三好が出ていたけれど、左利きが2列目に3人並ぶのはバランス的によろしくない。攻めも偏るし、縦に勝負しない。相馬や三笘なら縦に行ける。崩しの幅が自ずと広がり、選択肢も増える。

 FWは林大地を推す。ゴールチャンスもあったし、あそこで決めなければFWは何も残らない。でも、相手に圧力はかけていたし、良くやっていた。

 個人的には勝っているチームのスタメンは変えたくないし、入れ替えるとしても最小限にとどめたい。短期決戦でコンディションという要素もあるけれど、連係や自信という部分は重要。初戦に勝って、固さも取れたと思う。冨安と三笘のコンディションが心配だけれど、好勝負を期待している。

[プロフィール]
田中マルクス闘莉王/1981年4月24日、ブラジル出身。渋谷幕張高を卒業後、2001年に広島でJリーグデビュー。03年に日本国籍を取得し、04年アテネ五輪に出場した。その後は浦和でJ1とACL初制覇、名古屋でもJ1初優勝に貢献。06年にはJリーグMVPを受賞した。日本代表としても43試合8得点の成績を残し、10年南アフリカW杯ベスト16進出の立役者に。19年限りで現役引退。Jリーグ通算529試合104得点で、DF登録選手の100得点はリーグ史上初。現在は公式YouTubeチャンネル「闘莉王TV」でも活動中。

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