1975年生まれ「世界ベスト11」 ベッカムらFK名手が勢揃い、3トップも破壊力抜群

Football ZONE web選出「1974年生まれ世界ベストイレブン」【画像:Football ZONE web】
Football ZONE web選出「1974年生まれ世界ベストイレブン」【画像:Football ZONE web】

センターバックの核はエルゲラ、GKは他の年代と比較してパンチに欠ける

 左サイドバックは、フェイエノールト、レンジャーズ、アーセナル、バルセロナとビッグクラブを渡り歩き、オランダ代表でもキャプテンを務めたDFジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト。駒不足となっているのが、センターバックだ。レアルで元スペイン代表DFフェルナンド・イエロとコンビを組んでいた、元スペイン代表DFイバン・エルゲラが要となる。ローマ時代には中盤の底でプレーし、フィードに定評があったエルゲラは銀河系軍団を支えていた。

 エルゲラとコンビを組むのは、元クロアチア代表DFダリオ・シミッチだ。ミランではバックアップの時期が長かったが、クロアチア代表では100キャップを重ねている。他の候補である元セルビア代表DFイビツァ・ドラグティノビッチ、元ルーマニア代表DFコスミン・コントラ、元イラン代表DFラフマン・レザエイと比較しても経験値が上回る。

 今回は日本人選手を除外しているため選外だが、GKでは日本代表で4度のW杯出場を誇り、代表キャップ116を数えるGK川口能活を入れてもいいだろう。トップクラブで正守護神となったワールドクラスの選手に欠けるが、ウクライナ代表を初のW杯出場に導いたGKオレクサンドル・ショフコフスキー、フィンランド代表で正GKを務めたGKユッシ・ヤースケライネン、ポルトガル代表やベンフィカで活躍したGKキムが候補となる。ファーストチームにヤースケライネン、セカンドチームにショフコフスキーを入れる。

 彼らが生まれた1975年は、チャンピオンズカップでDFフランツ・ベッケンバウアーを擁したバイエルン・ミュンヘンが連覇を飾った。そのバイエルンにヨーロッパ・スーパーカップで勝利したディナモ・キエフの元ソ連代表FWオレグ・ブロヒンが、バロンドールに選ばれている。

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