前園真聖や“レフティーモンスター”が躍動 1973年度「日本人最強イレブン」を選出

アトランタ五輪代表のキャプテンを務めたFW前園真聖(写真右)【写真:Getty Images】
アトランタ五輪代表のキャプテンを務めたFW前園真聖(写真右)【写真:Getty Images】

【日本人選手・年代別ベストイレブン|1973年度生まれ編】世代随一のキャリアを誇る服部年宏、1トップには小倉隆史

 日本代表やJリーグに数多くのタレントを輩出した輝かしい世代はいつなのか。ここでは日本の“学年”の区切りに合わせた年度別の「年代別ベストイレブン」を編成。第1回は、1973年度(73年4月2日~74年4月1日)生まれの選手を見ていく。

 1973年度生まれで、Jリーガーになった日本人選手は計73名。そのなかで日本代表歴があるのは11名に絞られる。最も多くのキャップを重ねたのは、ジュビロ磐田の黄金期を支えた1人でもあるMF服部年宏で44キャップを記録。J1でも381試合、J2でも185試合出場の成績を残すなど圧倒的なキャリアを誇る。

 その服部に次ぐのが、アトランタ五輪代表のキャプテンを務めたFW前園真聖でフル代表として国際Aマッチ19試合に出場し、この年代で最多となる4得点を記録している。とはいえ、アトランタ五輪当時の前園の活躍を考えれば、この数字は物足りないものとなった。

 また、この年代に限らず、日本サッカー史で有数のストライカーと評されていたFW小倉隆史も、アトランタ五輪最終予選前に負った膝の負傷に苦しみ、日本代表5試合1得点という成績で終わった。“レフティーモンスター”の異名で知られ、高校サッカー選手権で輝きを放ったそのポテンシャルを考えれば、寂しい数字となっている。

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