ビジャレアルのエメリ監督、久保建英に言及 「彼は偉大な選手」「最善を願っている」
ビジャレアルではリーグ戦13試合・計291分の出場にとどまった久保にエメリ監督が言及
日本代表MF久保建英は、今季途中にビジャレアルから現在のヘタフェへと“再レンタル”となった。ビジャレアルのウナイ・エメリ監督は、「偉大な選手だから、今は最善を願っている」とメッセージを送っている。スペイン紙「AS」が報じた。
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久保は2019年夏、FC東京からスペインの名門レアル・マドリードへ移籍。1年目はマジョルカへレンタルとなり、リーグ戦35試合に出場して4得点4アシストを記録した。今季は強豪マジョルカに再びレンタルとなったが、エメリ監督率いるチームのなかで定位置を掴めず。リーグ戦13試合(うち先発2試合)で計291分間のプレーにとどまった。
今年1月、ヘタフェにシーズン終了までの期限付き移籍となったが、当初のスタメン起用から6試合連続でベンチスタートになるなど、苦しい状況は続いている。U-24日本代表の活動に合流している久保は、オンライン会見で「(ヘタフェで)思っていたより上手くいっていないのが現状」と語りながらも、シーズン終盤戦での巻き返しを誓っていた。
そうしたなかで、“古巣”ビジャレアルのエメリ監督は、スペインのラジオ局「カデナ・セール」に出演した際、「久保には忍耐強さが足りなかったか?」との問いに答えたという。
「当時、彼と直接話をした。シーズンの中のプロセスの一つで、ビジャレアルには若い選手がおり、彼に助けて欲しいということだったが、その後に彼は別の挑戦を探すことを選んだ。私としては彼が来た時に考えたことと同じ。彼が我々を助け、我々も彼を助けたいということだった。今は彼の最善を願っている。なぜなら彼は偉大な選手だから。彼がこれから前進して行くのは間違いない。我々のところでは最終的にはできなかったけどね」
代表活動を終えた後、ヘタフェに戻ってどれだけアピールできるか。2021-22シーズン以降の所属チームを占ううえでも重要な期間となりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)