財政難のミランに”救いの神”が登場 マレーシアの王子が名門買収に名乗り

段階的に持ち株を増やしていく計画

 モータースポーツと乗馬も趣味と言うイブラヒム王子は、こう語っている。ミラン買収は野望ではなく、実現可能な計画だという。

 「本当に可能性が高い。ミランとJTDに強力な関係を築くことができる。より直接的な関わり方だ」と、王子は怪気炎を上げている。イタリアメディアによると、王子はスタート時点で小口の株式を買収。ベルルスコーニ体制をしばらく持続させ、段階的に持ち株を増やし、最終的にオーナーになる計画だという。

 2014年1月から5人目という性急すぎる監督人事に加え、偏愛する4-3-1-2システムを監督に押しつける現場介入で、サポーターから退陣を求められている元イタリア首相のオーナーだが、仮にマレーシアの王子がやってきても、当面はミラン総帥として君臨することになりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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