財政難のミランに”救いの神”が登場 マレーシアの王子が名門買収に名乗り

シンガポール地元紙に語る 「私はミランを愛している」

 累積赤字に苦しむACミランに”救いの神”が現れた。マレーシアのトゥンク・サルタン・イブラヒム王子が、イタリアの名門クラブ買収に名乗りを上げた。シンガポール地元紙「ストレイツ・タイムズ」が報じている。

 今季100億円の赤字が見込まれているミランは、タイ人富豪ビー・テチャウボル氏に親会社「フィニンベスト」の株式48%を670億円で売却することで合意に達していたが、タイ人サイドが中国株式市場で大規模な損失を出したため、正式契約が6度もドタキャンされてきた。

 現場介入をモットーとしてきた名物オーナーのシルビオ・ベルルスコーニ会長だが、累積赤字に耐えきれずに、買収30周年記念の今季に身売りする意向を明らかにしていた。中国企業が買収に名乗りを挙げるなか、新たにマレーシアの王子が出現した。

「私はミランを買収しようと計画している。交渉が実現するか見てみたい。私はミランを愛している。イタリアのサッカーを愛している。子どもの頃からだ。(所有する地元クラブの)ジョホール・ダルル・タジムフットボールクラブ(JTD)こそ私の関心事だが、欧州のクラブを買収したい。ミランが私の望みだ」

 

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