ローマを救った「不滅のトッティズモ」 英雄が出場後3分間で起死回生の同点&決勝弾!

トリノ戦の後半41分に出場したトッティが、2ゴールを奪い大逆転勝利を導く

 ASローマの元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティが、本拠地トリノ戦の後半41分から出場後、3分間で2ゴールを決める大活躍を見せ、3-2の逆転勝利の立役者となった。

 39歳の大ベテランは、「ローマの英雄」と呼ぶに相応しいパフォーマンスを披露した。1-2と1点ビハインドで迎えた後半41分に、MFケイタと交代でピッチに入ったトッティはすぐに神通力を見せつけた。出場直後に迎えた右サイドでのFKのチャンス。MFピヤニッチの蹴ったピンポイントクロスを、中央でDFマノラスがヘディングでコースを変えたところに、トッティがマーカーの背後を取ってスライディング。右足でゴール左隅に鮮烈な同点弾を突き刺した。

 前節のアタランタ戦(3-3)に続く値千金の同点ゴールに、スタディオ・オリンピコのサポーターは狂喜乱舞。ローマ栄光の10番は電光式の広告看板2枚を飛び越え、ゴール裏のサポーターの下に駆け寄った。

 ドラマはこれで終わらない。同点弾の2分後、MFペロッティの左サイドからのクロスをトリノDFマキシモビッチがエリア内で痛恨のハンド。このチャンスでキッカー役を務めたのはトッティ。再びゴール左隅に決勝点を突き刺すと、土壇場での劇的な逆転劇にスタジアムは地鳴りのような歓声に包まれた。歓喜のあまりに真っ先に抱きついたピヤニッチを背負いながらダッシュしたトッティのもとには、ベンチメンバーも含めたチームメイトが次々と駆け寄り、歓喜の輪ができ上がった。

 

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