「内容だけなら60点」 浦和加入内定の青森山田・藤原、「なんとなく過ぎた」40分を反省

青森山田高校の主将を務めるDF藤原優大が堀越戦を振り返った【写真:Football ZONE web】
青森山田高校の主将を務めるDF藤原優大が堀越戦を振り返った【写真:Football ZONE web】

主将の藤原は大量リードで気が緩んだことを反省「まだまだやれたという感覚がある」

 第99回全国高校サッカー選手権は5日に準々決勝が行われ、堀越(東京A)に4-0と大勝した青森山田(青森)の主将、DF藤原優大は「内容だけなら60点だと思う」と自分たちに厳しい目を向けた。

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 これまで立ち上がりに苦しんできた今大会の中で、「前半は思い通りのサッカーができて、ボールを動かすことはもっとできたかもしれないけど、守備は完璧だった」とキャプテンが話す試合だった。セットプレーでゴールを次々に奪い、高い位置でセカンドボールを回収して反撃を許さずに敵陣でゲームを進める。ハーフタイムに入る時、スコアは4-0になっていた。

 しかし、これで多少の緩みが出た感は否めなかった。また、藤原自身は後半立ち上がりに得たPKでゴール左を狙ったものの、GKのセーブで追加点を逃した。選手交代も多くなるなかで「後半は(前半のサッカーを)継続できず低い位置の守備になり、なんとなく40分が過ぎてしまった。まだまだやれたという感覚がある。結果を忘れての内容だけなら60点だと思う」と、自分たちを厳しく評価した。

 卒業後の浦和レッズ入りが内定しているだけに、注目が集まる面があるのは間違いないだろう。そうしたなか、3日の3回戦ではこぼれ球を拾いに行った際に相手ともつれ、「股関節を少し変な方向にひねった。ひねった瞬間は痛みがあって、なんとか(3日の)試合はできて、昨日しっかり多くの人に支えられてケアができて痛みは抜けた。多少の痛みは試合前にあったけど、試合が始まれば痛みを感じずにプレーできた」と、100%の状態とは言い切れない。

 それでも黒田剛監督は「3回戦での怪我もあり治療しての出場。無理はしたくなかったが、(チームが)失点することで次に影響するかと思って長めに引っ張った。あまり無理はさせたくなかったが、いるだけで存在感がある」と、替えの効かない存在だという話をしている。

 前回大会の準優勝もレギュラーとして経験し、決勝戦で敗れる悔しさも味わった。それだけに「相手を80分圧倒して、自分たちのサッカーをやり続けられるように3日間準備したい」と、理想を高く持って9日に矢板中央(栃木)と対戦する準決勝を見据えている。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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