「似たものを持っている」 エメリ監督、久保建英の潜在能力を元スペイン代表の”名手”と比較
ライン間でプレーし、ボールを素早く扱う点でダビド・シルバと類似点があると分析
ビジャレアルの日本代表MF久保建英は、リーグ開幕6試合連続ベンチスタートの苦しい状況を乗り越え、UEFAヨーロッパリーグ(EL)では3試合すべて先発で計1得点3アシストを記録するなど、存在感を発揮し始めている。ウナイ・エメリ監督はスペイン代表で125キャップを刻んだテクニシャンを引き合いに出し、久保について語った。スペイン紙「AS」が報じている。
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保有元のレアル・マドリードから今季ビジャレアルに期限付き移籍中の久保は、リーグ戦では開幕から6試合連続でベンチスタート。10月25日のリーガ第7節カディス戦(0-0)で初先発も、11月2日の第8節バジャドリード戦(2-0)では再び途中出場となっていた。一方、ELではグループステージ3試合すべてに先発。5日の第3節マッカビ・テルアビブ戦(4-0)では、絶妙アシストを含む2得点に絡む活躍を見せた。
直近のリーグ戦となった8日のリーガ第9節ヘタフェ戦(3-1)では後半41分からの出場にとどまったなか、インターナショナルウィークに入ってエメリ監督がスペインのラジオ局「カデナ・セール」の番組「エル・ラルゲーロ」で久保について言及した。
「クボのポテンシャルを予言するのは難しく、私がバレンシアへ(監督として)たどり着いた時(2008年)のダビド・シルバに見たものと似た特徴を持っている。それはDFとMFのライン間でプレーし、素早くボールを扱うといったもの。成長を続ける必要がある」
卓越したゲームメーカーで、スペイン代表でも通算125試合に出場したダビド・シルバの若き日と類似点があると語ったエメリ監督。レアルでプレーするためには、さらに成長しなければならないとメッセージを送る。
「私たちのところでは彼は成長するプロセスがある。彼のことで私は満足している。クボの成長はFWフェル・ニーニョ、MFアレックス・バエナのそれと同様に願っている。現状、レアル・マドリードでプレーする状態でないとすればそれは発展が必要だからだ」
日本代表のオーストリア遠征後に迎える初戦は、11月21日のリーガ第10節レアル戦。久保はエメリ監督、保有権を持つレアルのジネディーヌ・ジダン監督に対してアピールできるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)