EUROで繰り広げられる7社の代理戦争 6連覇に挑む「アディダス帝国」

3大勢力で20チーム分をサポート

 前回大会で準優勝のイタリアは、プーマのユニホームを身にまとって出場する。他にもスイスなど、合計で5チームが同様にプーマのユニホームだ。アディダスとナイキに比べれば小粒な感はあるが、アントニオ・コンテ監督のイタリアが前回大会のようなパフォーマンスを見せられれば、“2強”に割って入る可能性は十分にある。

 この3社で、20チーム分のユニホームが埋まった。残りは、それぞれ単独のサプライヤーになる。アイルランドはアンブロ、初出場のアイスランドはイタリアのスポーツブランド・エレア、アルバニアもイタリアメーカー・マクロン、ルーマニアはスペインメーカー・ホマのユニホームを着用する。

アディダスの5連覇が始まる前の1992年大会で「白夜の奇跡」と呼ばれた驚きの優勝を飾ったデンマークは、ヒュンメルのユニホームだった。番狂わせの多いEUROだけに、この中から優勝チームが出る可能性もある。

 果たして、7月10日の決勝戦の後にカップを掲げるチームの胸には、どのメーカーのロゴが輝くことになるのか。そういった代理戦争にも注目だ。

 各メーカーとユニホームの一覧は以下のとおり。

[アディダス]

ギリシャ、ウクライナ、ロシア、ベルギー、ドイツ、スウェーデン、ハンガリー、北アイルランド、スペイン

[ナイキ]

フランス、クロアチア、トルコ、ポーランド、ポルトガル、イングランド

[プーマ]

イタリア、スイス、オーストリア、スロバキア、チェコ

[アンブロ]

アイルランド

[エレア]

アイスランド

[マクロン]

アルバニア

[ホマ]

ルーマニア

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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