久保建英、来季のレアル復帰の行方は? 英誌が“幹部の確信”を指摘「大きな可能性を秘めている」
ビジャレアルとミランにそれぞれレンタルされている久保とディアスは来季復帰が有力か
ビジャレアルの日本代表MF久保建英は、公式戦3試合連続でスタメン起用されるなど、新天地で徐々にチャンスを掴みつつある。保有権を持つレアル・マドリードは、レンタル期間が満了するシーズン終了後に、スペイン人MFブラヒム・ディアス(ACミラン)とともに呼び戻すことを決めているという。英サッカー専門誌「フォー・フォー・トゥー」スペイン語版が報じた。
【PR】ABEMA de DAZN、明治安田J1リーグの試合を毎節2試合無料生中継!
2019年夏にレアルと契約した久保は、スペイン挑戦1年目をレンタル先のマジョルカで過ごし、リーグ戦35試合に出場して4得点4アシストを記録。今季はさらなる成長を目指し、強豪ビジャレアルへ1年間の期限付き移籍となった。
開幕6試合連続でベンチスタートと厳しい序盤戦となったが、現地時間10月22日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第1節スィヴァススポル戦(5-3)で1得点2アシストの大活躍。そこからリーガ第7節カディス戦(0-0)、ELグループステージ第2節カラバフFK戦(3-1)と3試合連続でスタメン起用された。
記事では、「レアル・マドリードは来夏に小さな革命を起こし、ジネディーヌ・ジダン率いるチームを改善するために、トップレベルの若手の登用が期待されている」と言及。まだシーズンは序盤戦ながら、2021-22シーズンのチーム作りにおいて、久保とディアスはレンタル復帰になると触れている。
「キリアン・ムバッペ、アーリング・ブラウト・ハーランド、エドゥアルド・カマヴィンガ、フセム・アワール、ダヨ・ウパメカノ、ジュール・クンデな候補に挙がっているが、最初の契約にはならないだろう。レアル・マドリード幹部は、2021-22シーズンの最初のサインは、タケ・クボとブラヒム・ディアスだと決定したという。彼らは現在、ビジャレアルとミランにレンタルされている。レアル・マドリードは2人が大きな可能性を秘めていると確信している」
同誌は、久保に関して「レアル・マドリードの真珠:クボ」と記し、「クボは、ウナイ・エメリ監督がほとんどプレー時間を与えなかったため、今季は良いスタートを切れなかった。しかし、スペイン人指揮官は、チームでベストプレーヤーの一人になった若きMFを信頼して、何試合かを先発で起用した。彼は足元でボールをコントロールする卓越した能力を持っており、レアル復帰前にビジャレアルで結果を残すことに燃えている」と直近の情報をレポートしている。
ビジャレアルで結果を残し、エメリ監督にアピールする――。それが、レアル復帰への一番の近道になるはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)