ミラン本田、“誤審”に憤怒のアピールも実らず 伊専門番組「あれはPKに値する」

前半32分にエリア内でDFに背後から倒されるも主審はスルー

 ACミランの日本代表FW本田圭佑に対するラツィオDFのプレーへの判定が、イタリアで議論を呼んでいる。20日の1-1で引き分けた本拠地ラツィオ戦でスタメン出場を果たした本田は前半32分にペナルティーエリアで倒されたが、このプレーについて、現地サッカー番組が「PKが与えられるべきだった」と指摘している。

 衛星放送局「スポーツ・メディアセット」によるサッカー専門番組「プレミアム・カルチョ」はこのミラン対ラツィオにおけるレフェリーの判定を分析している。解説者として登場した元審判員のマウロ・ベルゴンツィ氏は、このゲームのレフェリーを務めたパオロ・タリアベント氏の判定を問題視した。

 前半32分、本田が右サイドからFWカルロス・バッカとのワンツーでペナルティーエリア内に侵入したが、シュートに持ち込むことはできなかった。右サイド方向に転がっていくこぼれ球に対して本田がボールキープをしに走っているところで、背後からチェックに来たラツィオDFウェズリー・フートの足が掛かり本田は転倒した。追加副審の目の前のプレーだったが、ジャッジはノーファウル。ベルゴンツィ氏はこの判定に疑問を呈した。

「ミランにはフートの本田に対するプレーでPKが与えられるべきだった。意図的でないにしても、本田の足をフートが引っ掛けて転ばせたのは事実だ。この日本人選手の方がボールに対してプレーできる位置にいた。これは、PKに値するファウルだった」

 

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