チェルシー移籍のT・シウバ、元PSG監督エメリを“口撃” 「基本的に考えが合わなかった」
2017-18シーズンのCL決勝トーナメント1回戦レアル戦での采配を疑問視
選手が自身の所属するクラブの監督を批判することは難しい。その言葉が耳に入れば、試合に起用されなくなる可能性があるからだ。だが、両者の所属クラブが変わると、驚きのエピソードが出てくることがある。現チェルシーのブラジル代表DFチアゴ・シウバと現ビジャレアルのウナイ・エメリ監督の間にあった出来事は、そうしたことの一つかもしれない。スペイン紙「AS」が報じている。
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両者はウナイ・エメリ監督がパリ・サンジェルマン(PSG)で指揮を執っていた2016年~18年にともに戦った。T・シウバが振り返ったのは、2017-18シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)での出来事だ。PSGは決勝トーナメント1回戦でレアル・マドリードと対戦したが、この時、エメリ監督はT・シウバとアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアを先発から外してプレー機会を与えず。チームは1-3で敗れた。
T・シウバはフランス誌「フランス・フットボール」のインタビューでエメリ監督について、「基本的に考えが合わなかった。彼は司令官という感じだった。もちろん、そうすることで給料を得ていたし、僕も彼の決断には従ったよ」と語り、3シーズン前のCLでの出来事を振り返った。
「マドリードとの第1レグで彼(エメリ監督)は僕をベンチに置いた。彼の説明は『左利きのDFが必要だ』というものだった。さらに、ディ・マリアをベンチに置いたチームは1-3で負けたんだ。第2戦では突然、左利きのDFは不要になったんだろうね。僕は先発に戻ったからだ。こういうことは選手には理解できない。でも、これはエメリとの間にあった数々の出来事の一つなんだ」
PSGの後にはアーセナルで指揮を執り、今季からはビジャレアルを率いるエメリ監督。日本代表MF久保建英の獲得も強く望んだとされるスペイン人監督は、選手たちを掌握できるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)