森保監督、内田篤人“コーチ”に期待 U-19日本代表合宿で存在感「経験を伝えるだけでも刺激」

日本代表の森保監督(左)が会見で内田篤人氏についてコメント【写真:河治良幸 & 高橋学】
日本代表の森保監督(左)が会見で内田篤人氏についてコメント【写真:河治良幸 & 高橋学】

森保監督がオンライン会見に出席 内田篤人氏が指導中のU-19日本代表の合宿も視察

 日本代表の森保一監督が15日、オンラインで取材に応じた。この日、千葉県内で合宿中のU-19日本代表を視察していた森保監督は、「ロールモデルコーチ」として就任した8月に現役を引退した内田篤人氏について言及。指導者ライセンスはまだ保持していないものの、「経験を伝えるだけでも刺激になる」と、期待を寄せた。

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 日本サッカー協会(JFA)は13日に、内田氏がアンダーカテゴリーの代表チームをはじめ、JFAが取り組む若年層の強化および普及に関わる活動に参加する「ロールモデルコーチ」に就任することを発表。世界の舞台で培った内田氏の持つ経験、知見を後進の育成にあて、14日からのU-19日本代表候補トレーニングキャンプに参加している。

 U-19日本代表候補合宿では影山雅永監督の下、ミーティングに参加したり、グラウンドレベルでの指導にあたっている。今後もアンダーカテゴリーの合宿や活動に合わせて臨時で指導にあたる予定となっている。現役時代は、日本代表やUEFAチャンピオンズリーグなどで世界トップクラスを体感した経験を持つ内田氏が、“コーチ”として一歩を踏み出すなか、森保監督も現地を訪れた。その姿を見て内田氏の役割について語っている。

「ピッチに立っている時のシルエットがかっこいい(笑)。羨ましいと思っています。指導経験がないなかで代表のスタッフとして活動しているけど、彼のようにチャンピオンズリーグ準決勝でプレーしたり、トップ(オブ)トップのリーグで長年活躍したり、日本代表でも世界でわたり合って厳しい経験をしている選手はそういない。指導経験はなくても経験を伝えるだけでも刺激になると思うし、成長につながると思っています。今も外で用具を持って準備をしている。一流の舞台で活躍している選手ですけど、立場が変わったらその立場でやらないといけないことができる素晴らしい姿勢をU-19日本代表の合宿でも見せてくれている。そこは選手も見ているし、彼がやっていることに対して見るべきことがあるなと思います」

 現役を引退してまだ1カ月も経っていないが、すでに日本サッカーの未来のために歩み出している内田氏。その姿、存在の大きさを森保監督も改めて実感したようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)



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