イニエスタは「もはやアーティスト」 神戸監督、“メガスター”の技術&メンタルを称賛
2019年6月からともに神戸で戦うフィンク監督が36歳のテクニシャンを称賛
ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、36歳となった今なお“魔術師”と呼ばれるほどハイレベルな技術を維持している。トルステン・フィンク監督は、母国ドイツのサッカー情報サイト「Fussball Transfer」で「もはやアーティスト」と称賛している。
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長年スペインの名門バルセロナで活躍したイニエスタは、2018年夏に神戸へ移籍。2年目の2019年シーズンにはスペイン人選手としてJリーグ史上初のベストイレブンを受賞するなど、世界トップクラスのテクニックで観る者を魅了した。今季は右足首負傷による欠場もあったが、9月12日のJ1リーグ第16節・FC東京戦(2-2)では後半アディショナルタイムにDFダンクレーの劇的な同点ゴールをアシストするなど、攻撃を牽引している。
2019年6月から神戸で指揮を執るフィンク監督は、「“スーパースター”はイニエスタのような選手に正しいフレーズか?」との問いに対して「メガスターと言おう」と訂正。人間として、選手としてイニエスタが優れている点について語った。
「アンドレスはとても穏やかな人間で、円滑な関係を築くのが容易だ。トレーナーが言うことはすべて行う。彼はピッチ上の絶対的なプロフェッショナルだ。バルセロナから得た哲学は多く、ポゼッションサッカーに慣れている。チームは彼に適応しないといけない。彼はボールを持てば素晴らしいパスを出す。単なるサッカー選手ではなく、もはやアーティストだ」
現役時代にバイエルンなどでプレーしたフィンク監督は、かつての同僚で“スーパーマリオ”の異名を取った元ドイツ代表MFを引き合いに出し、言葉を続けている。
「アンドレスは現役選手、引退した選手を含めて今まで一緒に働いた中で最高のサッカープレーヤーだ。良い選手とはレベルが違う。私が過去に天才と呼んだ男は1人しかいない。マリオ・バスラーだ。もちろん、アンドレスも成し遂げられることはすべて達成している」
フィンク監督のサッカーにおいて、イニエスタが不可欠な存在なのは言うまでもない。
(FOOTBALL ZONE編集部)