ビーレフェルト移籍の堂安律、新天地での希望ポジションを明言 「一番好きなのは…」
独紙が堂安のコメントを紹介 PSVのシュミット監督とは「たくさん話をした」
オランダのPSVから期限付き移籍で、ドイツ・ブンデスリーガのビーレフェルトに加入した日本代表MF堂安律が、現地メディアの取材に応じ、移籍に至った経緯と希望するポジションについて語っている。
【PR】ABEMA de DAZN、明治安田J1リーグの試合を毎節2試合無料生中継!
昨シーズン開幕前にフローニンゲンから移籍金750万ユーロ(約9億4000万円)で強豪PSVに移籍した堂安だったが、昨年12月にマルク・ファン・ボメル監督が解任されてエルネスト・ファベル氏が暫定監督に就任してからは、出場機会が激減。ロジャー・シュミット新監督が就任して迎える新シーズンでも状況が好転する可能性は低いと判断し、出場機会を求めてビーレフェルトへの移籍を決断した。
ドイツ紙「ヴェストファーレン・ブラット」によると、堂安は今回の移籍について、「(PSVの)ロジャー・シュミット監督とはたくさん話をした。彼は『ビーレフェルトは君にとって、とても良いオプションだ』と僕に言った」と移籍に至った経緯を説明。シュミット監督から、ビーレフェルトへの移籍を勧められたことを明かした。
また、自身のポジションについては、「自分の一番好きなポジションは右サイド。ただし、監督から求められれば10番の位置でもプレーできる。左サイドはあまり好きではないけど、監督がそこに僕を置いた時にはそのポジションで頑張る」と語り、これまでPSVや日本代表でもプレーすることの多かった右サイドでの起用を希望した。
また同紙は別の記事で、堂安について「ドイツの移籍情報サイト『transfermarkt』によれば、堂安の市場価値は630万ユーロ(約7億9000万円)となっていて、これは現在のところチーム内で最も高い数値だ。また、インスタグラムでの彼のフォロワー数は20万8000人で、ビーレフェルトの公式アカウントのフォロワー数(8万6000人)の2倍以上にもなる」とも紹介し、堂安獲得がクラブにとってピッチ内外で非常に重要な補強になったと伝えている。
ビーレフェルト移籍が発表された翌日に行われたフローニンゲンとのテストマッチで、早速後半開始から投入されて45分間プレーするなど、堂安には即戦力として大きな期待が寄せられている。12年ぶりのブンデスリーガ昇格を果たした古豪のキーマンとして、ドイツで新シーズンを戦うことになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)