澤さんが五輪逃したなでしこに温かいエール「ここから這い上がって再び世界一のチームに」

苦言も呈したが不変のなでしこを思う心

  なでしこジャパンは黄金時代に一区切りをつける9日のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選、北朝鮮戦で1-0で勝利した。この日のテレビ中継で初の“ゲスト解説”に臨んだ澤穂希さんはチームを労いつつ「ここから這い上がって再び世界一のチームになってほしい」と再出発となるなでしこジャパンにエールを送った。

  今大会のチームはコミュニケーションミスを頻発し、ピッチの外から見つめる澤さんは苦言を呈し続けてきた。それと同時に精神面で動揺が大きかったチームを励ますためにトレーニングを視察し、直接言葉もかけた。ユニホームを着ていなくともかつての戦友、そして日本の女子サッカーを想う気持ちは不変だった。

 この日はゲストながら解説を務め、長年アジアでの宿敵として立ちはだかってきた北朝鮮との戦いを見つめた。前半13分、DF近賀ゆかりからMF宮間あやへと繋ぎ、ゴール前に思い切りよく飛び出したMF阪口夢穂のプレーについて称賛した。

 「いいボールです。追い越す動きが見られたのでよかったかなと思います。バウンドが滑りますし、2列目からの飛び出しはマークがつかみづらいので有効かなと思います。このピッチコンディションの中でも時間が経つにつれて、なでしこらしいパスサッカーができてきたのかなと思います」

 

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