「美しい!」 久保建英、レアル北米ツアーで魅せた“足裏ターン”に海外メディア再脚光
昨夏に行われたICCバイエルン戦での美技に米メディアが再注目
日本代表MF久保建英は今季、期限付き移籍したビジャレアルでリーガ・エスパニョーラ2年目のシーズンに臨む。プレシーズンマッチ全5試合でプレーし、そのパフォーマンスが世界各国のメディアから注目されるなか、米スポーツ専門局「ESPN」公式インスタグラムは昨夏に保有元レアル・マドリードの一員として参加した北米ツアー時に、新鋭MF相手に見せた美技に再脚光。ファンからは「美しい!」「クール」など称賛の声が集まっている。
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2019年夏にFC東京から名門レアルに完全移籍した久保は、シーズン開幕直後にマジョルカへの1年間のレンタル移籍が決定。昨年11月10日のリーガ第13節ビジャレアル戦(3-1)でスペイン初ゴールを挙げると、新型コロナウイルスによるリーグ中断明け後は攻撃の主軸としてフル稼働した。スペイン挑戦1年目でリーグ戦35試合に出場して4ゴール4アシストと、19歳にして堂々たる成績を残している。
そんな昨季の躍進を予感させたのが、昨年7月にレアルの一員として参加した北米ツアーでのプレーだ。練習でも周囲を驚かせるスキルを披露していた久保は、インターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)初戦のバイエルン・ミュンヘン戦(1-3)の後半開始から出場して、“レアルデビュー”を飾る。そして後半44分、華麗なプレーで会場を沸かせた。
バイエルン陣内の右サイド深い位置で、カナダ代表MFアルフォンソ・デイビスと球際で競り合うと、ゴールライン際に転がったボールを一足先にタッチ。左足裏で巧みにコントロールして若きサイドアタッカーをいなし、その後も巧みなキープを見せて味方にパスをつないでみせた。このワンプレーに当時、海外メディアも「一連の崇高なプレー」など称賛の声を送っていたが、「ESPN」は今回、スタンドからの別アングル映像も含めて投稿。コメント欄には「美しい!」「クール」「マドリードの未来はとても輝かしい」「おそらくヴィニシウス、ロドリゴ、ファティより優れている」など、海外ファンから称賛の声が寄せられていた。
現在19歳のデイビスは、昨季のUEFAチャンピオンズリーグを制して三冠を達成したバイエルンで輝きを放つ逸材。その相手を久保が翻弄した1年前の映像に、再びスポットライトが当てられる格好となったが、果たして新シーズンではどんな驚きを見る者に提供してくれるのか。現地時間13日にホームで行われるウエスカとのリーガ開幕戦から、いよいよスペイン2年目の挑戦が幕を開ける。