南野拓実は「プレシーズンのベスト」 “現在地”を地元紙指摘「全力を尽くす必要がある」
ここまでのプレーを称えたうえで、先発奪取への道のりを示す
リバプールの日本代表MF南野拓実は今季、初めて同チームの一員としてプレシーズンから戦っている。現地時間5日にはブラックプールとのフレンドリーマッチが控えるなか、地元紙はここまでのプレーについて「ベストパフォーマー」と称えている。
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南野は今年1月の移籍市場でザルツブルクからリバプールに完全移籍。リーグ首位を快走するチームの一員となり、クラブの30年ぶりのリーグ優勝に立ち会った。一方で自身はノーゴールノーアシストに終わり、加入2シーズン目となる今季の本領発揮が期待されている。
そのなかで、8月29日にはコミュニティー・シールドのアーセナル戦では後半14分に途中出場すると、同28分にゴール前のこぼれ球を押し込んで加入後初ゴールを記録。チームは1-1から突入したPK戦に敗れてタイトルを逃したものの、南野にとっては価値ある1点となった。
リバプールは開幕戦を現地時間12日に控えており、その前に残されたフレンドリーマッチは前述のブラックプール戦のみ。開幕戦でのメンバー入り、ポジション争いを懸けたアピールは、最終段階に入っている。
英地元紙「リバプール・エコー」は「南野はユルゲン・クロップの頭痛の種になる」と見出しを打ち、現在のチーム内での立ち位置に言及。ギニア代表MFナビ・ケイタとともに「コミュニティー・シールドでチームを劇的に改善し、先発ではないことに苦言を呈する権利がある」として、次のように指摘している。
「この2人(南野とケイタ)はプレシーズンのベストパフォーマーであり続け、アンフィールドでの不安定な船出を終えてフィットしたようだ。ジョルジニオ・ワイナルドゥム放出の噂や、チアゴ・アルカンタラ獲得の可能性も報じられる中盤において、彼らは最後のオーディションで全力を尽くす必要がある。リーズ戦までの1週間で、指揮官に先発にふさわしいことを証明しなければならない」
2018年夏に加入したケイタとともに、ここまでのパフォーマンスに賛辞を送られた南野。王者リバプールの先発に食い込むのは簡単なことではないが、開幕までにどこまでクロップ監督の中での序列を崩せるのかが注目される。
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(FOOTBALL ZONE編集部)