マンU新監督就任への難関か⁉ チェルシーの元美人女医がパワハラ問題でモウリーニョに謝罪要求

性差別発言に、降格で敏腕女医はすでに抗議の退団

  上司が解任されたとしても、パワハラの記憶と恨みは消えていないようだ。元チェルシーのチームドクターであるエバ・カルネイロ女医は、今季途中で監督を解任されたジョゼ・モウリーニョ氏に対して公式な謝罪を要求している。英テレビ局「ITV」が報じたもの。

 事件は、今季のプレミアリーグ開幕戦で起こっていた。スウォンジーと対戦したチェルシーは、試合終了間際まで1点のリードを保っていた。そこでチェルシーのMFエデン・アザールがピッチに倒れ込んだプレーで、カルネイロ女医はピッチに駆け込んだ。

 モウリーニョ監督(当時)は、この判断に激昂した。ドクターが治療のためにピッチに入れば、プレー再開前にその選手は一度ピッチを出なければならない。インプレーとなった後に主審の許可が出るまで、数的不利になる状況が生まれる。それもあってか、モウリーニョ監督は「軽率な判断だ」とカルネイロ女医をトップチームから降格させた。

 この一連の騒動は世界的に物議を醸し、TV局の映像分析でモウリーニョ監督が放送禁止用語にあたる差別的表現で怒鳴り散らしたことも報じられた。世界中の医療スタッフや選手がそれぞれの意見を述べ、大騒動になった。これが影響したのかどうかは定かではないが、チェルシーは開幕から大不振。モウリーニョ氏は解任されるに至っている。カルネイロ女医も、クラブを離れる結果になった。

 

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