本田ショック! ミハイロビッチ監督が名物会長の現場介入に激怒、今季限りで退任決断

来季本田加入後、5人目の監督就任へ

 ミハイロビッチ監督の解任報道は、今季シーズン途中にもメ ディアをにぎわせてきた。後任候補には、かつてローマで中田英寿氏とともにセリエA優勝を果たした際の中盤のキーマンの名が挙がっている。現在は戦力の乏しい弱小クラブのサッスオーロを6位ミランとわずかに勝ち点差3で肉薄する7位に導いているエウゼビオ・ディ・フランチェスコ監督だ。現役時代から人格者として有名で、戦術家としても評価はうなぎのぼり。古巣のローマの次期監督候補としても急浮上している。

 さらにはボローニャを率いるミランOBのロベルト・ドナドーニ氏、セビージャのウナイ・エメリ監督、元イタリア代表の名将、マルチェロ・リッピ氏も候補に挙がっている。

 ベルルスコーニ会長は2014年1月の本田加入後、マッシミリアーノ・アッレグリ氏、クラレンス・セードロ フ氏、フィリッポ・インザーギ氏と次々と監督を解任。本田にとってミランで4人目の監督となるミハイロビッチ監督は現場介入をお家芸とするシルビオ・ベルルスコーニ会長にも遠慮せず、率直な発言を繰り返しており、関係悪化も地元メディアで伝えられている。

 暗黒時代のミランでようやく光明が見え始めたところだが、監督人事の二転三転こそが低迷の元凶とも言える。本田は来季残留した場合、5人目の監督を迎えることになりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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