G大阪守護神、自身の“ベストセーブ”を選出 思考と動きが一致「パッと起こりそうなことが…」

二つ目に挙げたのは昨年の大阪ダービーで見せた”魂”のセーブ 「体を投げ出した」

 当時、G大阪はシーズンも終盤に差しかかり、首位浦和レッズを勝ち点7差で追いかける2位。長谷川健太監督(FC東京)が率い、J2から昇格した初年度で、W杯による中断明け以降は劇的な勝利を重ねて順位を上げていた。それでも、首位浦和に離されないためにも勝ち点3は必須。そのなかで迎えた川崎戦で白星を掴み取り、この節にベガルタ仙台に敗れた浦和と勝ち点を4差まで縮めることができた。後に三冠を達成するが、優勝にはこのワンシーンは重要だったことが分かる。

「でも、結局小林選手がどういうシュートを打つかは分からへんから、そこは反応でどうにかできるか。そういうところまで持っていけるかが大事。あの時は、そこまで体勢を崩さずに反応できるような準備に持っていけたシーンかな」

 さらにもう一つ、絶対に負けられないセレッソ大阪とのダービーでの”神セーブ”を挙げた。昨年のホームで行われた第12節の大阪ダービー(1-0)で前半10分に1対1を止めた。右サイド、自陣の深いところからロングボール1本で抜け出したC大阪FW高木俊幸と1対1となるも、相手についていってコースを切り、体でセーブ。こぼれ球もしっかりキャッチして絶体絶命のピンチを救った。

「相手がロングボールを蹴った時から、裏に走ったのが分かっていたので、『ついてこいよ』と思いながらもついてなかったのが分かった。裏抜けしたボールに対して一発で自分が出られたら良かったんですけど、それは相手のほうが近かったので出られず。ペナルティーエリア内で勝負しようと思って、エリア内に入ってきた時に距離を詰めたら、抜いてくるやろなという予測があったので、ついて行って、最後はコースがほとんどなかったので、体を投げ出した」

 この二つは、東口が思う好セーブの“条件”をきちんと満たしていた。まず、論理立てて良いポジションが取れること。ステップ、体の向きを完璧に、最後はボールにしっかりと反応できて止めるという”3カ条”。印象深い二つのセーブは、思考と動きが一致した。GKは普段から一瞬の判断が求められるポジション。その瞬間に東口は何を思っているのだろうか。

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