左膝負傷の韓国代表MFイ・ガンイン、母国紙はビジャレアル戦出場に警鐘「無理は良くない」
23日のカステリョン戦で左膝を痛めて途中退場 バレンシアは「炎症」と発表
バレンシアの韓国代表MFイ・ガンインは25日、左膝に炎症を抱えていることがクラブ公式サイトで発表された。怪我の程度は明かされておらず、28日に予定されているビジャレアルとのプレシーズンマッチで、日本代表MF久保建英との直接対決が実現する可能性は残されているが、韓国メディアは「無理は良くない」と忠告している。
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トップチームに昇格して3シーズン目を迎えるイ・ガンインは、現地時間23日に行われたスペイン2部カステリョンとの練習試合に出場するも、前半16分に接触プレーで左膝を痛めて途中退場。スペイン人FWマヌ・バジェホと交代していた。
治療を受けた後、スタンドから試合を観戦していたと報じられていたイ・ガンイン。バレンシアは25日、公式サイトで「イ・ガンインは左膝に炎症の兆候がある」と発表した。
今回の発表では、怪我の程度に関しては触れられていない。ハビ・グラシア新監督はイ・ガンインを攻撃的MF、あるいはシャドーでの起用を模索し、昨季苦しんだイ・ガンインにとっては良い風が吹き始めていた状況だけに、プレシーズンでアピールできないとなれば大きな痛手になる。
ただ、韓国メディア「スポーツワールド」は、28日に行われる同じバレンシア州に拠点を置くビジャレアルとのプレシーズンマッチに出場する可能性があるとしつつも、回復を優先すべきだと見解を述べている。
「クラブ公式サイトでは怪我の程度については言及がない。28日のビジャレアルとのプレシーズンマッチに出場する可能性は残されている。ただし、無理は良くない。イ・ガンインは新シーズンで必ずや自分の実力を証明しないといけないが、それにとらわれ過ぎるあまり無理をして出場すれば、状態の悪化を招くかもしれない」
“バレンシアダービー”となるだけでなく、ビジャレアルには同じアジア出身の久保が所属するだけに、韓国の総合ニュースサイト「news1」は「韓日の新スター、イ・ガンインと久保がラ・リーガでプライドを懸けて第2ラウンド突入」と注目していた。2人の3度目の対戦はイ・ガンインのコンディション次第で、新シーズンを前に実現するかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)