成功率90%を叩き出したミラン本田の攻撃的な配球 格下を圧倒し5得点を導く

イタリア杯準決勝で示した攻撃の中核としての存在感

 ACミランの日本代表FW本田圭佑は1日に行われたイタリア杯準決勝アレッサンドリアとの第2戦で2アシストを決め、5-0の勝利に貢献。欧州データ解析会社「Instat」によると、この日の本田は攻撃を促すアタッキングパスの成功率が90%をマークするなど、チームの中核としての役割を存分に果たした。

 ここ数試合の本田は決定的なプレーだけでなく数字でもインパクトを残しているが、アレッサンドリア戦でもその勢いはとどまらなかった。3部相手の一戦で、チーム全体のボールポゼッションが59%対41%と相手を押し込む展開だったとはいえ、この日のプレー総アクション数105回はチーム3位の数字。特に攻撃アクション数に絞ると101回となり、MFとFWの中では最多のプレー数を記録した。

 特に目立ったのはパスでの貢献度だ。この日の本田は先制ゴールと4点目をお膳立てして2アシストを記録したが、データ上でもラストパスの意識の強さが見て取れた。総パス本数は57本とチーム内6番目の数値だが、スムーズな攻撃を促すアタッキングパスを41本中37本通した。その成功率は90%と、相手守備の警戒が強まる前線でもしっかりと配球していたことが分かる。

 

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