PSG、“怪我明け”ムバッペをCL準決勝で先発起用か 指揮官はフル出場の可能性も示唆
今季絶望と見られた負傷から復帰し、CL準々決勝ではチームを勝利に導く
フランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)は、欧州制覇の野望達成へ向けて現地時間18日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝ライプツィヒ戦にフランス代表FWキリアン・ムバッペをスタメン起用する可能性があるという。衛星放送「ユーロスポーツ」などが報じている。
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ムバッペは7月24日のフランス杯決勝の前半31分、ムバッペはサンテティエンヌDFロイク・ペランの激しいスライディングタックルを受けて右足を負傷し、途中交代を余儀なくされた。ペランのタックルはムバッペの右足首を捉え、激しくひねっているのが映像でも確認できる。英衛星放送「スカイ・スポーツ」は、「PSGのストライカーがホラータックルで負傷」とその危険さを報じていた。そして、PSGはムバッペについて「外側靭帯損傷を伴う足首の捻挫」と発表した。
新型コロナウイルスの影響で中断され、8月に再開して集中開催されることになったこのCL決勝トーナメントについて、当初はムバッペの復帰は難しいという説もあったが、8月12日の8強アタランタ戦では途中出場から2-1での逆転勝利を導くプレーを披露している。
それを受け、トーマス・トゥヘル監督は試合前日会見で「彼は前の試合で30分間ほどプレーしたが、足首に問題はなかった。それから彼は回復するために6日間を過ごすことができた。トレーニングに参加していて、彼がスタメン出場する可能性がある場合は、90分間プレーできるかどうかを確認する。スタメンか、あるいはベンチスタートなのかをこれから決める」と、エースのフル出場の可能性を示唆した。
カタール投資庁の子会社がバックにつき、次々に欧州屈指のトップ選手を集めてきたPSGの野望はCL制覇にある。それはこれまでに成し遂げられていないが、イングランド勢、スペイン勢、イタリア勢がすべて敗退した今季は、4強の顔ぶれを見れば千載一遇のチャンスという評価が妥当だ。エースの起用で、ついにビッグイヤーにリーチをかけることになるのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)