策士策に溺れる? 名将ペップ、“消極的采配”を英紙指摘「リヨンに敬意を払い過ぎた」
3-5-2の布陣で挑み、リヨンに1-3で敗れてベスト8で姿を消す
マンチェスター・シティは現地時間15日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝でリヨンに1-3で敗れ、3年連続ベスト8敗退とまたもビッグイヤーには手が届かなかった。英地元紙「ロンドン・イブニング・スタンダード」はジョゼップ・グアルディオラ監督が相手をリスペクトしすぎた結果、消極的な采配になっていたのではと敗因を分析している。
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ポルトガルのリスボンで行われた一発勝負形式の一戦は、リヨンが前半24分にコートジボワール代表FWマクスウェル・コルネのゴールで先制。対するシティも後半24分にベルギー代表MFケビン・デ・ブライネが同点弾を決めるも、同33分、42分と立て続けに途中出場の元U-21フランス代表FWムサ・デンベレにゴールを許した。
シティは1-2で迎えた後半41分に決定機を迎えた場面があったが、イングランド代表FWラヒーム・スターリングががら空きのゴールを前に、シュートをバーの上に飛ばす痛恨のミスを犯した。これが試合を分けるターニングポイントとなった。
このミスから約1分後、リヨンはゴールキックを起点にダメ押しの3点目を挙げている。「ロンドン・イブニング・スタンダード」紙はこの一連の流れについて、「(シティの夢は)60秒足らずで消えた。ラヒーム・スターリングのシュートがバーの上を越え、エデルソンのファンブルをムサ・デンベレが拾ってマンチェスター・シティのチャンピオンズリーグの夢を終わらせるまで、正確には59秒だ」と綴っている。
わずか59秒で泡と消えた夢。同紙はシティが敗れた要因の一つにグアルディオラ監督の采配を挙げている。
グアルディオラ監督はバルセロナ出身のスペイン人DFエリック・ガルシアを最終ラインの中央に置いた3バックを採用し、3-5-2の布陣で試合に臨んだ。