「レオのレベルではない」 バルサ監督、バイエルンのエース警戒も…メッシの“優位性”強調
今季CLで13得点のレバンドフスキ セティエン監督「素晴らしい選手だが…」
UEFAチャンピオンズリーグ(CL)の準々決勝で最も注目を集めているカードが、現地時間14日に行われるドイツ王者バイエルンとスペイン名門バルセロナの一戦だ。この試合に向けた前日会見に臨んだバルセロナのキケ・セティエン監督は、今シーズンのCLで13得点を挙げ、得点ランク首位を走るバイエルンのポーランド代表FWロベルト・レバンドフスキを警戒しつつも、「レオのレベルではない」と、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシの優位性を主張した。スペイン紙「マルカ」が報じている。
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今シーズンのレバンドフスキは、圧巻の活躍を見せている。CLラウンド16第2戦のチェルシー戦(4-1)でも2ゴールを挙げたレバンドフスキは、ブンデスリーガで34ゴール、DFBポカールで6ゴールを記録し、国内の2大会で得点王に輝いた。今季の活躍ぶりから、現在はメッシ以上という声も多く聞かれている。
こうした意見に対し、セティエン監督は「彼は素晴らしいサッカー選手だ。だが、私は彼がレオのレベルではないと考えている」と、自身の考えを述べている。
「彼(レバンドフスキ)が素晴らしい瞬間にあることは事実だ。そして、彼の周りにいるチームメートから、素晴らしいアシストを受けている。彼はとても良い状態だが、それはレオも同じだ。ナポリ戦でも、それは示された。こうした選手たちが同じピッチでプレーするのは良いことだし、私たちは彼らのプレーを楽しめるだろう」
世界トップレベルの選手たちが集うCLで、トップレベルの選手たちが激突するのは、大会の醍醐味でもある。メッシを称えるセティエン監督だが、同時に彼の活躍にはチーム全体のサポートが不可欠だと話した。
「彼(メッシ)はチームを助けてくれるが、私はチームの強さを信じている。レオも助けが必要だ。彼はゴールを決めることができるが、チームの強さがなければ、ほかの選手たちと同じようにレオも力を発揮しきれない」
新型コロナウイルスの影響を受け、今シーズンのCLは準々決勝以降、すべての試合が一発勝負となる。周囲のサポートを受け、どちらのエースがより輝きを放ち、チームを勝利に導くだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)