W杯予選延期は南野拓実に好影響? リバプールでの“出場機会”増加の可能性に英紙注目
W杯アジア2次予選の延期が決定、来季序盤の過密日程でプラスに働くか
2022年カタール・ワールドカップ(W杯)のアジア2次予選がさらに延期になったことで、日本代表MF南野拓実は所属するリバプールでの出番が増えるかもしれない。英紙「デイリー・ミラー」が報じている。
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国際サッカー連盟(FIFA)とアジアサッカー連盟(AFC)は12日、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)がいまだに多くの国で終息しない状況を受けて、今年10月と11月に行う予定だったカタールW杯アジア2次予選を来年に延期すると発表した。
一方、ヨーロッパでは欧州サッカー連盟(UEFA)が9月、10月、11月にネーションズリーグの試合を開催する意向を示している。つまり、欧州各国の代表選手たちは、新型コロナウイルスの影響で各国リーグやUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の新シーズンが通常よりも遅れて開幕し、ただでさえタイトなスケジュールになるにもかかわらず、代表戦にも招集される可能性がある。
多くのプレミアクラブと同じように、王者リバプールもチームを支える主力が代表戦に招集されることが悩みのタネになると見られるが、アフリカとアジア出身の選手たちには年内の代表戦がなくなったため、南野以外にもエジプト代表FWモハメド・サラー、セネガル代表FWサディオ・マネ、ギニア代表MFナビ・ケイタらを擁していることは有利に運ぶかもしれない。
また、クラブにとってだけではなく、南野にとっても同じことが言える。今年1月のザルツブルク加入後、南野はリバプールの一員としてリーグ戦に10試合、FAカップに3試合、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)に1試合出場。1年目にしてプレミアリーグ優勝を経験したものの、世界トッププレーヤーがひしめくタレント軍団の中で出番を勝ち取ることは難しく、ノーゴールノーアシストに終わっていた。
しかし、来季プレミアリーグ開幕の1週間前である9月3~8日にネーションズリーグの第1節が予定されており、CLグループステージも10月20日スタートで過密日程となるなか、日本代表招集による身体的な負担がないとなれば、欧州各国代表の同僚たちよりもフレッシュな状態で、リバプールの試合に打ち込めることになるはず。果たして、南野はこの“チャンス”をものにし、出番を増やすことができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)